開発の歴史
当初は、スレートの強度回復の塗料として開発がスタートしました。
当社は1970年頃にセラミックを入れた塗料を塗布することにより、老朽化したスレート屋根の強度を回復する塗料の開発に着手しました。
大理石の粉末である硅砂を入れたり、アクリルゴムをアクリル樹脂に変え、アクリル樹脂のカチオン性を生かそうと、試行錯誤を重ねました。何百回にもわたる失敗、何年にもわたる試行錯誤を重ねて遂に1980年に完成したのが、この「ムライケミカルカチオンパック塗装」の基となる塗料でした。
原料のバランスをどのように取るとスレートの強度が増すのか、また、スプレーで散布できるように機械の中で固まらず、なおかつ早く乾くにはどうするか、何度も失敗を重ねました。
そして完成したこの塗料は、老朽化したスレート屋根に塗布すると、その強度を場合によっては新品以上に回復させるリニューアル効果を持つものとなりました。葺き替えよりもはるかに効果的な塗料が完成したのです。
ある夏の暑い日の電話がきっかけでした。
そして、スレート屋根にこのケミカルカチオンパックを塗装する仕事も順調に増えていっていたある夏の暑い日のことでした。ある工場の方から、「おたくのケミカルパックを塗ったところ、ずいぶんと工場が涼しくなったようだよ。」とのお礼の電話をいただいたのです。
早速、お礼方々その工場に行ってみると、確かに他の工場と比べても涼しいのが肌で感じられました。これにヒントを得た当社研究陣が更に実験データを取り、分析と改良を重ねた結果登場したのが、このケミカルカチオンパック塗装です。
塗料は塗っても5~6年で剥げ落ちるようでは意味がありません。その後も実地テストを繰り返し、いまでは、施工後15年以上経過しても、全く塗膜が劣化していない事例がいくつもあります。







